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塗り絵のポイント

この絵は、古い郵便局の軒先に郵便配達用の自転車、郵袋、封筒の束、雨合羽が置かれている出発前の静かな場面です。人の姿はなくても、これから手紙を届けに行く気配が感じられる雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは郵便局の窓や石畳に薄い茶色や灰色を軽く入れ、赤い自転車と茶色の郵袋が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。自転車は赤、郵袋は茶色、封筒は白や薄いクリーム色、雨合羽は青、札は黄色、鉢植えは緑を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。自転車は細い部品が多いので、まず車輪とフレームを大きく塗り、ペダルや荷台は最後に軽く整えるとまとまります。封筒の束は白を残しながら、端に薄い青灰色を入れると重なりが分かりやすくなります。影は黒ではなく青灰色や薄いこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、自転車のスポークや石畳を一本ずつ濃く追いすぎると、画面全体が硬く見えやすいことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にベル、郵袋の金具、封筒の角、雨合羽の折り目へ軽く光を足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。