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塗り絵のポイント

この絵は、田んぼ道に木製のリヤカーと荷車が並び、麦わら束や野菜かご、布袋が積まれている昭和の農村風景です。暮らしの足として使われた素朴な乗り物の、働き者らしいあたたかさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や遠くの山に薄い水色や緑を軽く入れ、手前の荷車と積み荷が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。荷車は茶色、麦わらは黄色、野菜は緑、布袋は白、手ぬぐいは赤を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。麦わら束は一本ずつ描き込むより、束の外側を濃く、中央を明るく残すとまとまりが出ます。車輪は丸みが大切なので、外側の輪を少し濃くして、軸のまわりに薄い影を入れると安定して見えます。影は黒ではなく薄いこげ茶や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、草や石垣を細かく濃く塗りすぎると、荷車より背景が強く見えてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に布袋の折り目、野菜の葉先、車輪の金具、道の明るい土色に軽く光を足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。