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塗り絵のポイント

この絵は、昭和の写真館の作業台に、蛇腹カメラ、暗室ランプ、印画紙、薬品瓶、革張りのアルバムが並んだ静物風景です。記念写真を丁寧に仕上げていた時代の、静かな職人仕事の雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは机や壁、カーテンに薄い茶色や淡い緑を軽く入れ、中央のカメラとアルバムが自然に目立つように少し濃く塗りましょう。カメラは黒や灰色、暗室ランプは赤、薬品瓶は青、印画紙は白、アルバムは茶色、鉛筆は黄色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。蛇腹カメラは黒一色にせず、折り目の片側だけを濃くすると古い機械らしい奥行きが出ます。アルバムは広い面を薄い茶色で塗り、角や背表紙だけ少し濃くすると重厚感が出ます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、カメラやアルバムを濃く塗りすぎて、印画紙や瓶の明るさが消えてしまうことです。白い紙は余白を残し、赤いランプと青い瓶を小さなアクセントにすると画面が締まります。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にランプの光、瓶の反射、アルバムの縁の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。