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塗り絵のポイント
この絵は、昭和の映画館の前で、帽子の男性と和装の女性が並んで映画看板を見上げている場面です。雨上がりの街角と、お出かけの高揚感が混ざる華やかな雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは建物や石畳を薄い灰色で軽く入れ、老夫婦と映画館の入口が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。切符売り場は赤、扉は青、ポスター枠は黄色、着物は紫や深緑、石畳や水たまりは灰色と淡い水色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。映画看板やポスターは細部を全部塗ろうとせず、大きな面を薄く整えるだけでも十分に雰囲気が出ます。水たまりは白い部分を残し、端に淡い青灰色を入れると雨上がりの反射が表せます。影は黒ではなく青灰色や深い茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、ポスターや看板の細部に時間をかけすぎて、主役の老夫婦が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、顔まわりや水たまり、建物の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に切符売り場の赤、扉の影、水たまりの光を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
