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塗り絵のポイント

この絵は、里山へ続く小道のそばに石垣や稲田、古い農家の屋根、百日紅の花が見える晩夏の風景です。夏の終わりの明るさと懐かしさが同居する雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や道に薄い水色や生成り色を軽く入れ、中心となる小道と石垣が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。稲田は黄緑から黄色、石垣は灰色、百日紅や屋根は赤や茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。石垣は一つずつ同じ濃さで塗るより、手前を少し濃く、奥を薄くすると奥行きが出ます。小道は中央を明るく残し、端に薄い茶色や灰色を重ねると、歩いていけそうな自然な道になります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、草や稲をすべて濃い緑で塗ってしまい、石垣や道が埋もれてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に雲の下の薄い影や、石垣の手前側の陰影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。