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塗り絵のポイント

この絵は、盆踊りを終えた浴衣姿の女性が、提灯の灯る小道で団扇を持って涼んでいる情景です。祭りの余韻と夜風の涼しさが同時に感じられる、上品で懐かしい雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは夜空や小道、草花に薄い青や緑を軽く入れ、中心となる女性と団扇が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。提灯は赤と白、桔梗は紫、浴衣は淡い青や白を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。提灯の周りは黄色を薄く広げると、夜の灯りらしい柔らかさが出ます。浴衣の花柄は全部を濃く塗らず、大きな花だけを青や赤、黄色で少し強めにすると、人物の表情と姿勢が見やすくなります。影は黒ではなく青灰色や深い緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、背景の草花や提灯を同じ濃さで塗り込み、人物が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、団扇や顔の明るい部分、提灯の白い部分を少し残すと効果的です。最後に巾着の紐や髪飾り、提灯の光を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。