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塗り絵のポイント

この絵は、昭和の路地裏に共同井戸や木の洗い桶、柄杓、手ぬぐい、金魚柄の洗面器が置かれている場面です。人の姿はなくても、暮らしの道具から水の冷たさや路地の温かさが伝わるように仕上げるのがポイントです。まずは板塀や石畳を薄い茶色や灰色で軽く入れ、井戸と手前の洗い桶が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。井戸は灰色、水面は淡い青、木桶は茶色、手ぬぐいは白、洗面器の柄は赤や緑、鉢植えは緑を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。井戸の石は全部を濃く塗らず、手前だけ少し影を入れると丸みが出ます。水面は中心を明るく残し、外側に淡い青灰色を入れると、静かな反射が表せます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、石畳や板塀の線に沿ってすべて濃く塗ってしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、水面や手ぬぐい、洗面器の白い部分を少し残すと効果的です。最後に柄杓の影、桶の内側、水面の縁を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。