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塗り絵のポイント

この絵は、銭湯の暖簾の前で、湯上がりの父親と子どもが木桶や牛乳瓶を手に歩き出す場面です。夜の路地に灯る街灯と、親子の穏やかな表情から、昭和の夕涼みの懐かしさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは背景の路地や建物を薄い青灰色で軽く入れ、親子と銭湯の暖簾が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。暖簾は紺色、浴衣は白や淡い水色、街灯や窓明かりは黄色、自転車や木桶は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。夜の場面でも空や路地を濃く塗りつぶさず、薄い青を重ねて静かな空気を出すと、人物が見やすくなります。浴衣は白い余白を残しながら、袖や帯の近くに少し影を入れると立体感が出ます。影は黒ではなく青灰色や紺色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、夜の絵だからといって全体を濃い紺色で塗りすぎないことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、浴衣や湯気、街灯の周りの明るい部分を少し残すと効果的です。最後に牛乳瓶の白さ、街灯の光、自転車の金属部分の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。