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塗り絵のポイント

この絵は、普段着の着物姿の女性が、商店街の八百屋の前で買い物かごを持って立っている情景です。日常の中にある品のよさと、昭和の街角の穏やかなにぎわいを意識して仕上げるのがポイントです。まずは通りや建物に薄い灰色や淡い茶色を軽く入れ、着物姿の女性と八百屋の野菜が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。着物は藍色、帯は赤やえんじ、暖簾は緑、野菜は黄色や緑、足袋は白、木箱は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。商店街の奥は薄く控えめにし、手前の着物と野菜売り場を少しはっきり塗ると、自然な奥行きが出ます。着物は藍色を平らに塗りつぶさず、袖や裾の折れ目にだけ青灰色を重ねると、布の流れがきれいに見えます。影は黒ではなく青灰色や薄いこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、野菜の色を全部強くしてしまい、着物の落ち着いた雰囲気が負けてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に白い足袋、赤い帯、緑の暖簾を軽く整えると、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。