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塗り絵のポイント
この絵は、山あいの道を行商の女性が大きな背負い籠を担いで歩いている情景です。働く人の落ち着いたたくましさと、遠くの山里に向かう懐かしい空気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や山並みに薄い青、水色、青緑を軽く入れ、背負い籠と人物が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。籠の中のりんごは赤、野菜は緑、卵や布は黄色や白、山道や竹籠は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。山は遠くほど淡く、手前の道や草木は少し色を重ねると、人物が歩いてくる奥行きが出ます。籠は茶色を一色で塗りつぶさず、明るい茶とこげ茶をやさしく重ねると竹の丸みが表現できます。影は黒ではなく青灰色や薄いこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、籠や山道を濃く塗りすぎて、顔や荷物の彩りが沈んでしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にりんごのつや、白い布の明るさ、顔まわりのやわらかな影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
