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塗り絵のポイント

この絵は、昭和の畳の部屋で家族が大きなラッパ型の蓄音機を囲み、音楽に耳を傾けている団らんの場面です。特別な音をみんなで楽しむ、静かで温かい時間を意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳や障子、壁に薄い黄土色や生成り色を軽く入れ、中央の蓄音機と家族の表情が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。蓄音機のラッパは金色、木箱は茶色、座布団は赤、湯のみは青、花瓶は緑、着物や服は紺、紫、灰色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。蓄音機のラッパは黄色を薄く重ねてから、奥の部分に少し茶色を入れると金属らしい丸みが出ます。人物の服は大きな面を先に薄く塗り、帯や襟だけを少し濃くすると、表情と蓄音機が見やすくなります。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、部屋全体を茶色系でまとめすぎて、蓄音機や人物の違いが分かりにくくなることです。金色のラッパ、赤い座布団、青い湯のみを小さなアクセントにすると画面にリズムが出ます。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にラッパの内側の影、湯のみの青、花瓶や花の色を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。