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塗り絵のポイント
この絵は、田舎の停留所で老夫婦がボンネットバスに乗り込もうとしている、昭和の小さな旅の場面です。のどかな田園風景と、これから出かける穏やかな期待感を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や雲、遠くの山に薄い水色や緑を軽く入れ、青いバスと老夫婦の姿が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。バスは青、停留所の標識は赤、菜の花は黄色、田んぼは緑、未舗装の道は薄茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。バスの丸いボンネットやタイヤは、端を濃くして中央を少し明るく残すと、昔の車らしい丸みが出ます。老夫婦の服は派手にしすぎず、淡い紫、灰色、茶色などを重ねると、落ち着いた雰囲気になります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、青いバスを濃く塗りすぎると、人物や田園の明るさが弱く見えてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に窓ガラス、ヘッドライト、白い雲、菜の花の先に軽く光を足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
