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塗り絵のポイント

この絵は、秋の縁側で白髪の男性が柴犬をやさしく撫でている場面です。庭の小菊や南天、石灯籠、木の縁側が重なり、懐かしい日本家屋の穏やかな時間が感じられます。まずは障子や畳、庭の奥を薄い色で入れ、中心になる男性と柴犬が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。柴犬は茶色と白、縁側は明るい茶色、草花は緑、黄色、白、赤を組み合わせると、秋らしい落ち着いた雰囲気になります。

塗る順番は、背景の障子や庭、石や縁側、草花、最後に人物と柴犬の順がおすすめです。木の板は一色で塗りつぶさず、薄い茶色を下地にして、板目の方向に沿って少し濃い茶色を重ねると自然です。柴犬の毛並みは輪郭の内側に白い部分を残し、背中や耳だけを少し濃くするとふんわり見えます。影は黒ではなく、青灰色や薄いこげ茶を使うと、画面全体がやわらかくまとまります。

注意点は、庭の葉や花を一つひとつ強く塗りすぎると、主役の柴犬が目立ちにくくなることです。やさしい仕上がりにするには、奥の植物は薄め、手前の南天や小菊だけを少し鮮やかにしましょう。最後に湯のみの緑、南天の赤、花の黄色を小さなアクセントとして足すと、縁側の静けさの中に季節感が出ます。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、男性の手元と柴犬に自然に目が向くか確認してください。