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塗り絵のポイント
この絵は、昭和の土間台所に味噌樽や漬物石、布巾、唐辛子、大葉が置かれている情景です。人物はいませんが、保存食を大切に仕込んでいた暮らしの静けさと、ひんやりした土間の空気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは土間や木の棚を薄い灰色や茶色で軽く入れ、手前の味噌樽と漬物石が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。味噌樽は茶色、漬物石は灰色、布巾は白、唐辛子は赤、大葉は緑、琺瑯容器は青を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。味噌樽は板の区切りを追いすぎず、外側を濃い茶色、中央を明るい茶色にすると丸みが出ます。漬物石は一つずつ少し明暗を変え、重なった下側だけを濃くすると立体感が出ます。影は黒ではなく青灰色や焦げ茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、木の棚や土間を濃く塗りすぎて、布巾や唐辛子、大葉の色が沈んでしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、布巾や裸電球の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に樽の縁、石の下、葉の根元へ軽く影を足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
