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塗り絵のポイント

この絵は、台所の片隅で七輪に焼き魚をのせ、皿や小鉢、卵焼き、薬味を並べた夕食前の支度の情景です。人の姿はありませんが、香ばしい魚の匂いと、食卓が整っていく時間を思い浮かべながら仕上げるのがポイントです。まずは床やまな板、背景の板壁を薄い灰色や茶色で軽く入れ、中央の七輪と焼き魚が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。七輪は黒や濃い灰色、魚は銀色と黄土色、皿は白や青、小鉢の薬味は緑、卵焼きは黄色、布巾は赤を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。七輪の網目は全部を強く塗らず、交差する線の一部を軽くなぞる程度にすると、細かくなりすぎません。焼き魚は背中をやや濃く、腹側を明るく残すと、焦げ目とつやが自然に見えます。影は黒ではなく青灰色や焦げ茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、七輪や網を真っ黒に塗りつぶして、魚や皿の輪郭が見えにくくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、白い皿や魚の光る部分、卵焼きの明るさを少し残すと効果的です。最後に魚の焦げ目、炭火の赤み、小鉢の縁へ軽い影を足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。