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塗り絵のポイント
この絵は、打ち水をした後の石畳がしっとり光り、木桶や柄杓、竹の水口が置かれた日本庭園の場面です。人の姿はありませんが、水をまいたばかりの涼しい空気と、静かな夏の余韻を意識して仕上げるのがポイントです。まずは石畳の薄い灰色や青灰色、庭の淡い緑を軽く入れ、木桶と濡れた石の光が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。石は灰色や青みのある色、木桶は茶色、苔は緑、百日紅は赤や桃色、暖簾は白や生成りを組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。石畳は一枚ずつまったく別の色にせず、薄い灰色を基調にして、濡れている部分だけ淡い青を重ねると涼しさが出ます。木桶は板の向きに沿って薄茶を重ね、柄杓の内側や竹の水口に少し影を入れると、道具の形が分かりやすくなります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、濡れた石畳を濃い灰色で塗りつぶし、せっかくの光を消してしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に水の反射、苔の濃淡、百日紅の花を軽く足すと、夏の涼しさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
