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塗り絵のポイント
この絵は、木橋の上で浴衣姿の二人が欄干にもたれ、川の向こうの町明かりを眺めながら花火を待っている情景です。始まる前の静けさと、夏の夕涼みのしっとりした空気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空と川面に薄い青紫を軽く入れ、中心となる二人と木橋が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。柳は緑、灯籠は白と淡い黄色、下駄の鼻緒は赤、橋は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。川面は強い線に沿って塗りつぶさず、横に薄く青や紫を重ねると、水の広がりが出ます。橋の木部は板ごとに少しだけ茶色の濃淡を変え、人物の浴衣は淡い色から始めると、静かな場面に合う落ち着きが出ます。影は黒ではなく青灰色や深い紺色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、夜空や川を濃く塗りすぎて、橋や人物が暗く沈んでしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、川面の光や灯籠の白さ、浴衣の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に町明かりの黄色や柳の影、下駄の鼻緒の赤を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
