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塗り絵のポイント
この絵は、夏の雑木林で大きなクヌギの幹に昆虫たちが集まり、足元に草花や木の実が広がる風景です。木漏れ日の明るさと、虫を見つけたときの懐かしい高揚感を意識して仕上げるのがポイントです。まずは背景の森を薄い黄緑や淡い青緑で軽く入れ、中心となるクヌギの幹と昆虫が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。カブトムシやクワガタはこげ茶や黒茶、樹液は琥珀色、草花や木の実は黄色、紫、赤、緑を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。木の幹は茶色を一色で塗りつぶさず、明るい茶色を下地にして、くぼみや幹の流れに沿って濃い茶色を重ねると立体感が出ます。昆虫の体は背中に白い光を少し残すと、つやのある硬い殻らしく見えます。影は黒ではなく焦げ茶や深緑、青灰色などを使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、木の皮や草の部分を最初から濃く塗りすぎないことです。全体を茶色や緑だけで埋めると重く見えやすいので、花や木の実、昆虫の羽に明るい色を少しずつ散らすと楽しくなります。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に樹液の光、昆虫の背中、葉の先などへ黄色や白に近い色を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
