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塗り絵のポイント

この絵は、和室の文机に向かい、毛筆で短冊に願いごとをしたためる男性の、七夕前の静かな室内場面です。墨の香りとやわらかな和の落ち着きを意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳や障子など室内全体の薄いベージュや淡い黄みを軽く入れ、人物と短冊が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。男性の着物は深い藍色、机上の短冊はピンク・黄・青・緑・紫の五色、畳は落ち着いた薄い草色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景の障子や壁、地面の畳や文机、短冊や筆記具などの小物、人物の順がおすすめです。短冊はそれぞれ色をきれいに塗り分けると五色の華やかさが引き立ち、机の木目には薄い茶色を縦方向に重ねると自然な素材感が生まれます。男性の着物は深い藍色でも、しわに沿って明暗をつけると自然な立体感が出ます。影は黒ではなく落ち着いた青紺や濃い灰色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前の文机や短冊はやや鮮明に、奥の障子や掛け軸は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、和室全体をベージュや茶色で均一に塗ってしまい、空間が重くなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、障子から差し込む光の白さを明るく残すと効果的です。最後に笹竹の葉と花瓶の青みがかった色に薄いアクセントを軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、男性の手元と短冊の五色が自然に目に入るか確認してください。