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塗り絵のポイント

この絵は、桐箪笥の引き出しに銘仙着物や帯、半衿、帯締めが丁寧にしまわれている情景です。大切な衣類を手入れしながら長く使う、昭和のおしゃれと暮らしの落ち着きを意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳や障子まわりに薄い黄緑や生成り色を軽く入れ、引き出しの中の着物と帯が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。着物は赤や紫、帯は青、半衿は白、帯締めは黄色、箪笥や衣装箱は茶色、防虫香の小袋は緑を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる道具の順がおすすめです。桐箪笥は明るい茶色を広く入れ、引き出しの内側や金具の周囲だけ少し濃くすると、木のぬくもりと奥行きが出ます。着物の柄は全部を濃く塗らず、大きな葉や折り目を目安に色を重ねると上品にまとまります。影は黒ではなく薄いこげ茶や青灰色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、着物や帯の色をすべて強くしてしまい、白い半衿や畳の明るさが消えてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に帯締めの黄色、箪笥の金具の影、畳に落ちる光を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。