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塗り絵のポイント
この絵は、夕暮れの田舎道を母親と子どもが手をつないで歩き、茅葺き屋根の家へ向かう昭和の故郷の風景です。穏やかな帰り道の懐かしさと、夕焼けに包まれた田園のあたたかさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や山、道などの薄い色を軽く入れ、中心となる親子と茅葺き屋根の家が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。彼岸花は赤、稲穂は黄色、畑や木々は緑、山並みや夕空は青紫や橙を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。空は一色で塗りつぶさず、上の方を青紫、夕日の近くを薄い橙にすると時間帯が伝わります。茅葺き屋根は黄土色を下地に、屋根の下側だけこげ茶を重ねると立体感が出ます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、稲穂や草花を全部同じ濃さで塗って、親子や家が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、空や道、着物の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に彼岸花の赤、夕日の光、家の軒下の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
