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塗り絵のポイント

この絵は、和室で祖父と孫が向かい合い、ふわりと浮いた紙風船を追いながら遊んでいる情景です。畳の上に茶器や昔の玩具が置かれた、家族の時間を感じるやさしく懐かしい雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳、障子、座布団などの薄い黄緑や生成り色を軽く入れ、中心となる紙風船と二人の表情が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。紙風船は赤、青、黄色、白を塗り分け、祖父の着物は薄い紺色や青灰色、茶器や玩具箱は淡い青や茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。紙風船は丸みを意識して、外側を少し濃く、中央を明るく残すとふくらみが出ます。祖父の服や座布団は広い面なので、薄い色を重ねながら、しわの近くだけを少し濃くすると落ち着いた立体感になります。影は黒ではなく青灰色や薄いこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、祖父の着物や畳を濃い色で一気に塗ってしまい、紙風船の軽さが失われることです。紙風船の白い部分や障子の光を残すと、室内全体がやわらかく見えます。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、手や顔、紙風船の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に茶器の縁や紙風船の影、玩具箱の模様を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。