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塗り絵のポイント

この絵は、畳の部屋で三世代の家族が丸いちゃぶ台を囲み、夕食前の穏やかな時間を過ごしている場面です。家族の会話が聞こえてきそうな、昭和の団らんの温かさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳や障子、壁などの薄い黄土色や生成り色を軽く入れ、中央のちゃぶ台と家族の表情が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。ちゃぶ台は茶色、湯のみや器は青や白、料理や座布団は赤、黄色、緑、紫を組み合わせると、食卓らしいにぎわいがまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。畳は一面を同じ濃さにせず、縁を少し濃く、中央を薄めにすると部屋の奥行きが出ます。ちゃぶ台は木目を強く描き込みすぎず、縁や脚の下側だけを重ね塗りすると丸みと安定感が出ます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、人物の着物や座布団、料理をすべて濃く塗りすぎると、食卓の温かさより重さが出てしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、顔や白いご飯、障子の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に湯のみの青、卵焼きの黄色、漬物の赤、煮物の緑を軽く足すと、昭和の家庭らしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい家族の団らんが自然に目に入るか確認してください。