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塗り絵のポイント

この絵は、庭の片隅に赤、桃色、白のホウセンカが咲き、素焼き鉢と水鉢が置かれた懐かしい庭先の静物です。夏の庭仕事の余韻と、土や陶器の温かみを意識して仕上げるのがポイントです。まずは壁や敷石、土など背景になる部分へ薄い灰色や茶色を軽く入れ、中心となるホウセンカと水鉢が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。ホウセンカは赤や桃色、素焼き鉢は橙茶、水面は淡い青を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。素焼き鉢は一色で塗らず、上側を明るく、下側を少し濃くすると丸みが出ます。水鉢は水面の中央を白く残し、縁に淡い青を入れると涼しげな印象になります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、土や鉢を濃く塗りすぎて、花の赤や桃色が沈んで見えることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、花びらや水面、敷石の明るい部分を少し残すと効果的です。最後に鉢の下、葉の重なり、水面の縁へ軽く影を足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、庭先の静かな雰囲気が自然に伝わるか確認してください。