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塗り絵のポイント

この絵は、雨上がりの小道を年配の母と娘が歩きながら、道沿いのあじさいを眺めている場面です。しっとりした雨の余韻と、親子の穏やかな会話を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や石畳、遠くの木々に薄い青灰色や淡い緑を軽く入れ、人物と手前のあじさいが自然に目立つように少し濃く塗りましょう。あじさいは青紫、桃色、白、葉は深緑、石畳は灰色と薄茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。あじさいの花房は一つひとつを同じ色にせず、外側を薄く、中心や影になる部分を少し濃くすると丸みが出ます。濡れた石畳は灰色の上に淡い水色を重ね、白い反射を残すと雨上がりらしくなります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、あじさいの花房をすべて強い色で塗ってしまい、人物が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、白い花や石畳の光を少し残すと効果的です。最後に傘の影、服のしわ、雨に濡れた道の淡い反射を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、親子の表情とあじさいが自然に目に入るか確認してください。