塗り絵のポイント
この絵は、京町家の前を相合傘で歩く人影が印象的な雨の場面です。
しっとりした情緒と古都の温かみを意識して仕上げるのがポイントです。
まずは町家の木の色と石畳のグレーを軽く入れ、相合傘と町家の格子が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。
町家は濃茶と赤茶、傘は赤や紫など差し色に、雨の道は青灰色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。
格子は全部を同じ濃さでなぞらず、手前だけはっきりさせ、奥は薄くすると奥行きが出ます。
影は黒ではなく青みの灰色や深い茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。
手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、傘と町家の色がどちらも重くなりすぎないことです。
やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。
最後に濡れた石畳の反射と傘の下の影を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。
色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。
完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。


