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塗り絵のポイント
この絵は、縁側に座った夫婦が秋刀魚の焼けるのを待ちながら穏やかに話している場面です。手前の七輪、湯のみ、座布団、庭の菊がそれぞれ違う色で楽しめる構図です。まずは障子や縁側を薄いクリーム色と茶色で整え、七輪の秋刀魚と夫婦の表情が引き立つようにしましょう。菊は黄色や紫、葉は深緑、湯のみは青、すだちは黄緑、大根おろしは白を残すと、落ち着いた中にも彩りのある一枚になります。
塗る順番は、障子や室内の大きな面、縁側の木部、庭の植物、七輪や食器、人物の順がおすすめです。縁側の木目は同じ茶色だけで塗らず、黄土色、こげ茶、灰色を薄く重ねると古い家の味わいが出ます。菊の花びらは一枚ずつ強く塗るより、外側を薄く、中心を少し濃くすると立体感が自然です。影は黒ではなく、青灰色や深緑を使うと、煙や夕方の空気に合うやわらかな陰影になります。手前の七輪は少しはっきり、奥の障子は淡くまとめましょう。
注意点は、花や座布団の模様を細かく塗ろうとして全体が重くなることです。模様は全部を同じ濃さにせず、目立たせたい部分だけ色をのせると品よく仕上がります。夫婦の顔は明るい肌色を基本に、目元や頬に薄い影を足す程度で十分です。最後に秋刀魚の銀色、炭火の赤、湯のみの青を小さく効かせると、食事を待つ時間の温かさが増します。完成間近に少し離れて見直し、人物と秋刀魚が自然に目に入るか確認してください。
