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塗り絵のポイント

この絵は、彼岸花が咲く田んぼ脇の土手で男性が静かに手を合わせている場面です。秋の彼岸を思わせる慎ましさと、懐かしい里山の広がりを意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や遠山、田のあぜ道に薄い水色、黄緑、灰色を軽く入れ、中心となる男性と手前の彼岸花が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。彼岸花は深い赤、田んぼは黄緑や稲穂色、男性の上着は紺や茶色、背景の山は青灰色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。彼岸花の花びらは赤を一度で強く塗らず、外側を薄く、重なりの内側を少し濃くすると繊細さが出ます。土手や田んぼは線が細かい部分ほど淡く塗り、男性の顔や手元だけを少し丁寧に重ねると視線がまとまります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、彼岸花の赤を画面全体で強くしすぎると重い印象になることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に花芯やあぜ道の影、山のふもとの淡い色を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。