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塗り絵のポイント

この絵は、座敷に祝い膳が並び、家族が祖父を囲んで食事をしている長寿祝いの場面です。華やかさの中にも落ち着きがある、品のよい祝いの食卓を意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳、障子、壁、床の間などの薄い色を軽く入れ、中心となる祖父と祝い膳が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。祝い箸は赤、飯椀は白、朱色の椀、緑の野菜、黄色い卵焼き、魚や器は灰色や青、衣服は紺や薄紫、桃色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。料理は一皿ずつ丁寧に塗ろうとしすぎず、手前の大きな器から色を入れると進めやすくなります。祖父の衣服や顔は薄い色から重ね、祝い膳の赤や黄色を少し強めにすると、中心が自然に引き立ちます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、料理や器が多いので、全部を同じ濃さで塗って画面が重くなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に朱塗りの椀、箸、魚のうろこ、器のふち、人物の頬に淡い光や影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。