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塗り絵のポイント
この絵は、竹籠に梨、紫の葡萄、黄緑のマスカット、柿、赤い敷布が盛られた、明るい秋の果物の静物です。秋の実りが一か所に集まった、華やかで品のある雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは障子や木の台、器に薄い茶色や生成り色を軽く入れ、中心となる果物の籠が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。梨は薄黄色、葡萄は紫、マスカットは黄緑、柿は橙色、竹籠は黄土色、敷布は赤を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。果物は丸みの上側を明るく残し、下側だけ少し濃くすると、立体感が自然に出ます。葡萄は粒ごとに濃淡を変えすぎると忙しくなるため、房全体の外側を少し濃く、内側をやわらかく塗るとまとまりやすくなります。影は黒ではなく深緑や青灰色、こげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、葡萄や柿を強い色で塗りすぎて、梨や器の明るさが失われることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に果物のつや、葉脈、籠のふち、赤い敷布の折り目を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
