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塗り絵のポイント
この絵は、障子のそばの文机に万年筆、便箋、インク瓶、文鎮、桔梗の一輪挿しが置かれた、秋の夜長にふさわしい静物の風景です。手紙を書く前の静かな時間と、行灯のあたたかな灯りを意識して仕上げるのがポイントです。まずは机、畳、障子、庭の薄い色を軽く入れ、中心となる万年筆と白い便箋が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。万年筆は黒ではなく灰色やこげ茶、インク瓶は青、桔梗は紫、行灯は淡い黄色、机は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。便箋は白く残す部分を多めにし、ふちや下側に淡いクリーム色を入れると、紙の柔らかさが出ます。インク瓶は一番濃い部分を小さくし、角に薄い青や灰色を重ねると、ガラスらしい透明感を表現できます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、万年筆やインク瓶を真っ黒に塗りつぶして、上品な静物の印象が重くなってしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に行灯の周囲、便箋の角、万年筆の金具、桔梗の花びらに淡い光や影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
