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塗り絵のポイント
この絵は、満月の夜に縁側で老夫婦が月見団子とすすきを供え、庭の月を静かに眺めている風景です。秋の夜の澄んだ空気と、夫婦で過ごす穏やかな時間を意識して仕上げるのがポイントです。まずは夜空や庭を薄い青紫、緑で軽く入れ、白い月見団子と月が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。月と団子は白や淡い黄色、すすきは薄茶、庭は深緑、縁側や供え台は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。夜空は濃く塗りつぶさず、月の周りを少し明るく残すと、やわらかな月明かりが出ます。団子は丸みを意識して片側だけ薄い灰色を重ね、すすきは穂先を軽くなでるように塗ると自然です。影は黒ではなく青灰色や深緑、薄い茶色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、夜の場面だからといって空や庭を濃く塗りすぎ、団子や人物が暗く沈んでしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に月の周りの淡い光、障子や行灯の明るさ、衣服の影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
