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塗り絵のポイント

この絵は、里山のふもとに墓地へ続く小道が伸び、手前に線香と花を入れた籠が置かれている場面です。故郷の夏と墓参りの静けさを感じる、清らかな雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や山、小道などに薄い青や薄緑、薄茶を軽く入れ、手前の籠と奥へ続く墓石が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。夏草は緑、野菊は白や黄色、百日紅は赤や桃色、墓石は灰色、籠は茶色、花束は黄色や紫を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。小道は中心を明るく残し、両端に薄い茶色や灰色を入れると、奥へ続く感じが出ます。草むらは全部を濃く塗らず、手前だけ少し緑を重ね、奥は薄くすると見やすくなります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、草や花を一つずつ強く塗りすぎて、道や墓石が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、雲や小道、墓石の明るい面を少し残すと効果的です。最後に籠の下や墓石の片側へ薄い影を軽く足すと、静かな墓参りの場面らしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。