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塗り絵のポイント
この絵は、色づき始めた稲穂の道を、日傘をさした女性がゆっくり歩いている里山の場面です。晩夏から初秋へ移る季節の気配と、のどかな田園の広がりを意識して仕上げるのがポイントです。まずは空や遠景の薄い水色、田んぼの淡い黄色を軽く入れ、女性と日傘が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。稲穂は黄色や黄土色、畦は緑、日傘は生成りや薄茶、百日紅は赤や桃色、農家は茶色や灰色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。稲穂は一本ずつ濃く塗り分けず、田んぼ全体に薄い黄色を入れてから、手前の穂先だけ黄土色を重ねると自然です。日傘は骨組みを残しながら淡いベージュを入れ、女性の着物は白い部分を残して薄い青や藤色を添えると、涼しげに見えます。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、稲穂や空を濃く塗りすぎて、日傘の女性が背景に埋もれてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に日傘の影、稲穂の穂先、百日紅の花を軽く足すと、季節の移ろいと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
