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塗り絵のポイント

この絵は、麦わら帽子の少女が大きな木のそばで、幹についた蝉の抜け殻を見つめている夏の庭先の風景です。小さな発見に心を寄せる、やさしく懐かしい雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは石畳や背景の建物、木陰に薄い灰色や淡い緑を軽く入れ、少女と木の幹、蝉の抜け殻が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。麦わら帽子は黄色、木の幹は茶色、朝顔は青や紫、少女の服は淡い桃色や水色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。木の幹は縦方向に薄く色を重ねると、自然な丸みが出ます。少女の服は明るい色を残しながら塗り、帽子のつばの下だけ少し影を入れると顔がやわらかく引き立ちます。影は黒ではなく青灰色や深緑などを使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、蝉の抜け殻や草花を細かく濃く塗りすぎると、少女の表情が目立ちにくくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に麦わら帽子の影、木の根元の草、朝顔の花びらを軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。