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塗り絵のポイント

この絵は、「ほおずき市で老夫婦が鉢植えを受け取り、売り手と穏やかに言葉を交わしている夏祭りの風景」です。「にぎわいの中にある上品な温かさ」を意識して仕上げるのがポイントです。まずは「店先のすだれ、屋根、遠くの境内の薄い茶色や灰色」を軽く入れ、「ほおずきの実と三人の表情」が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。「ほおずき」は「橙色、朱色、赤みのある茶色」、「浴衣や着物」は「藍色、薄紫、生成り色」、「市場の背景」は「竹色、薄茶、落ち着いた緑」を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。ほおずきの実は下側や重なった部分を少し濃くし、上に白さを残すと、提灯のような丸みが出ます。籠や鉢は線に沿って薄い茶色を重ね、着物の柄は全部を濃くせず控えめに入れると品よくまとまります。影は黒ではなく「藍色、灰茶色、深緑」を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、「ほおずきの赤と着物の色をどちらも強くしすぎて、視線が散ってしまうこと」です。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に「ほおずきの艶、手元の小さな影、籠の編み目、頬の淡い血色」を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。