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塗り絵のポイント

この絵は、夏の夜、石畳の日本庭園に立つ老夫婦が、満天の星と天の川を静かに見上げている、しんみりとした夜景です。夜空の壮大な美しさと、二人の温もりが共存する穏やかな情感を意識して仕上げるのがポイントです。まずは夜空の深い藍色を全体に薄く塗り広げ、老夫婦や庭の灯りが自然に浮き出るように周囲を少し濃く塗りましょう。女性の浴衣は白地に淡い青の花柄、男性の浴衣は濃い紺色、夜空は深い藍色から紫がかったブルーを組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景の夜空、地面の石畳や庭木、石灯籠や建物、人物の順がおすすめです。天の川は薄い白や黄みがかった白を霧状に重ねるように入れると、銀河の広がりと柔らかな輝きが表現できます。人物のシルエットは輪郭をやや暗くして中央をわずかに明るく残すと自然な立体感が生まれます。影は黒ではなく青みのある濃い紺や深い青紫を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前の紫陽花はやや鮮やかに、奥の建物や山は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、夜空を塗り重ねすぎて全体が暗くなりすぎることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、星の輝く部分を少し残すと効果的です。最後に石灯籠や窓明かりに薄いオレンジや黄色を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、天の川と老夫婦の姿が自然に目に入るか確認してください。