塗り絵のポイント
この絵は、ガラス戸の向こうに雨庭が見え、てるてる坊主が室内にある場面です。室内の安心感と外の雨の静けさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは外の庭を薄い青緑と灰色で軽く入れ、ガラスの透明感とてるてる坊主が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。庭は青緑・灰緑、室内は暖かい茶色、ガラスは薄青や白のハイライトを組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。ガラス越しの景色は、普通の背景より少し色を薄くし、縦に白い光を残すと隔たりが表現できます。影は黒ではなく薄い青灰色や温かい茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、外の庭を鮮明に塗りすぎて室内の中心になるものを目立たなくしないことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にガラスの反射と坊主の布の薄い影を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。


