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塗り絵のポイント

この絵は、夕暮れの石畳に五重塔が映り込む、印象的な雨上がりです。美しい光と静けさが同時にある雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは空の夕色と石畳の青灰色を軽く入れ、五重塔と水たまりの映り込みが自然に目立つように少し濃く塗りましょう。空は淡い橙・紫・青、塔は濃茶や墨色、石畳は冷たいグレーを組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。水鏡は本物の塔より少し薄く、下方向に色を伸ばす感覚で塗ると、濡れた石畳らしく見えます。影は黒ではなく紫みのグレーや深い藍を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、映り込みの輪郭を硬くなぞらないことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に石畳の白い反射と塔の屋根下の影を軽く足すと、季節感と完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。