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塗り絵のポイント
この絵は、温泉宿の窓辺に置かれた湯かごと手ぬぐい、巾着、木桶を描いた静物です。竹の黄土色、木桶の明るい茶色、手ぬぐいの白と青、巾着の淡い紫を組み合わせると、旅先でくつろぐ時間が感じられます。窓の外の赤いもみじと黄色い木々は、室内の道具より淡く塗ると、手前が自然に引き立ちます。右奥の小さな花器は青緑、菊は白を残すと爽やかな差し色になります。布、竹、木の違いを、色と塗る方向で楽しめる場面です。
塗る順番は、窓の外と壁を淡く塗り、台に薄茶色を入れてから、湯かごへ進みます。編まれた竹の帯を黄土色で塗り、重なるところだけ少し茶色を足しましょう。次に手ぬぐいの格子を青で塗り、白地を広く残します。巾着は淡い紫を先に塗り、葉の模様は生成りや薄緑にすると柔らかく見えます。最後に木桶と花器を仕上げます。桶は板の縦方向に色を重ね、縁や帯を少し濃くすると形が分かります。布の折り目には薄い灰色を添える程度にしましょう。
注意点は、かごの隙間を竹の帯と同じ色で埋めないことです。帯の流れを確かめながら広い部分から塗ると、編み目が見やすく残ります。手ぬぐいの格子は、布の折れ方に沿っている線を手がかりに塗りましょう。巾着のひもは濃い紫を少し添えるだけで形が伝わります。線画では布の繊維や木目を省いているため、細かな線を描き足す必要はありません。木桶と台が同じ茶色でも、桶を明るく台を少し濃くすれば区別できます。白い手ぬぐいを生かし、清潔な明るさを残してください。
