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塗り絵のポイント

この絵は、奈良の猿沢池のほとりから、水面に映る興福寺の五重塔を描いた絵です。五重塔、池の水面と映り込み、しだれ柳、石の欄干、桜の木、夕方のやわらかな空が描かれています。五重塔は屋根を灰色、組物を茶色にし、水面の映り込みは同じ色を薄く塗ります。柳は黄緑、桜は薄桃色、夕方の空は桃色と橙色を重ねると、静かな古都の夕暮れになります。

塗る順番は、空、五重塔、柳と桜、石の欄干、池の水面と映り込みの順がおすすめです。塗り始める前に使う色を数本選んで手元に並べておくと、迷わずに進められます。広い面から先に薄く塗っておくと、細かい部分の色を決めやすくなります。影は黒ではなく、青灰色や薄い茶色を重ねると、色が濁らず明るい仕上がりになります。空の色を最初に決めておくと、建物や自然の色との組み合わせを考えやすくなります。

注意点は、映り込みを本物の塔と同じ濃さで塗ることです。遠くの景色はやや薄く、手前の主役を少しはっきり塗ると、見どころが自然にまとまります。最後に水面に横向きの白い線を残してさざ波を表すと、世界遺産らしい見ごたえが増します。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確かめてください。