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塗り絵のポイント
この絵は、苔むした熊野古道の石畳を、菅笠をかぶり杖をついた年配の夫婦が並んで歩いている場面です。杉の巨木、木漏れ日、緑の苔、石段、小さな王子社の祠、山の草花が描かれています。杉の幹は赤茶色と焦げ茶、苔は黄緑と深緑、石畳は灰色に薄い緑を混ぜると、熊野古道らしい深い森になります。菅笠は黄土色、服は青や藤色で明るさを足しましょう。
塗る順番は、遠くの山と空、杉の木、苔と草花、石畳、祠、最後に夫婦の順がおすすめです。塗り始める前に使う色を数本選んで手元に並べておくと、迷わずに進められます。広い面から先に薄く塗っておくと、細かい部分の色を決めやすくなります。影は黒ではなく、青灰色や薄い茶色を重ねると、色が濁らず明るい仕上がりになります。人物の顔や手は肌色を薄く重ね、頬に少し桃色を足すと、穏やかな表情に仕上がります。
注意点は、森の緑を一色だけで塗り、奥行きがなくなることです。遠くの景色はやや薄く、手前の主役を少しはっきり塗ると、見どころが自然にまとまります。最後に木漏れ日の当たる石畳に淡い黄色を置くと、世界遺産らしい見ごたえが増します。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確かめてください。
