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塗り絵のポイント
この絵は、葛飾北斎の「凱風快晴(赤富士)」を参考に、朝日を浴びて赤く染まる富士山と、山頂にかかる白い雪、その上を流れる雲を描いた塗り絵です。どっしりとした山の存在感と、澄んだ空の広がりを感じながら、大きな面をゆったり塗ってみましょう。山肌には赤茶色や朱色、頂上の雪には白を残し、空には澄んだ青、裾野の森には深い緑を使うと、北斎の名画らしい力強い色合いにまとまります。
塗る順番は、空、雲、富士山、裾野の森の順がおすすめです。空は青を薄く均一に広げ、雲の部分は白く塗り残すか、ごく薄いクリーム色を添えると立体感が出ます。富士山は上部の雪を白く残し、山肌は赤茶色を基本にしながら、稜線に沿って色鉛筆を動かすと、山の量感が伝わりやすくなります。裾野の森は濃い緑と黄緑を重ね、手前ほど濃く塗ると奥行きが生まれます。
注意点は、山全体を同じ濃さで塗りつぶすと、どっしりとした立体感が失われてしまうことです。雪の部分は白いまま残し、陰になる側だけ少し濃い色を重ねると、自然な膨らみが表現できます。雲の輪郭をなぞるように塗ると、空の広がりが引き立ちます。見本の色にこだわらず、ご自身の好きな赤や橙で富士山を彩っても、味わい深い一枚になります。
参考作品:葛飾北斎「凱風快晴(赤富士)」(1830–32年頃)。古典作品の構図や雰囲気をもとに、いろどる向けに再構成した塗り絵です。
