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塗り絵のポイント
この絵は、木の盆に載せた焼き芋と湯のみを近くから眺める、秋のおやつの場面です。割れた芋の黄色と皮の赤紫、白い器の青い花模様が、互いの色を引き立てています。右手のもみじには赤や橙を使い、奥の庭を淡い黄色にすると、晩秋の午後らしい柔らかさが生まれます。大きく描かれた芋や盆は、色を薄く重ねる練習にも向いています。紙や器の白を上手に残し、ほっとするひとときを表してみましょう。
塗る順番は、芋の中身を薄い黄色で塗り、割れ目の奥だけ黄土色を少し重ねます。皮は赤紫を下塗りし、下側に茶色を添えると丸みが出ます。包み紙はクリーム色にして、折り目の片側へ淡い灰色を置きましょう。次に湯のみの花と葉を青で塗り、器の地と縁には白を残します。お茶は黄緑を薄く使い、盆を赤みのある茶色、卓をそれより淡い茶色にします。最後にもみじを赤と橙で彩り、障子や窓の外はごく淡い色で整えると、手前のおやつが引き立ちます。
注意点は、芋の皮の焦げや中身の細かな質感を無理に描き足さないことです。広い面をやさしく塗り、明るいところと少し暗いところを作るだけで、おいしそうな形が伝わります。湯のみの模様は大きな花から塗ると進めやすく、青を一色だけ使ってもまとまります。盆の縁と卓を同じ濃さにすると境目が見えにくいので、どちらかを明るく残しましょう。紙の折り目もすべて濃くせず、白を多めに残します。最後に黄色の明るさを確かめると、焼き芋が中心の温かな一枚に仕上がります。
