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塗り絵のポイント
この絵は、木枯らしが吹く里山の道を、親子が顔を見合わせながら歩いている場面です。風になびく長いマフラーと舞い上がる葉が、十一月らしい空気を感じさせます。母親のコートは茶色、マフラーは落ち着いた紫、子どもの上着はからし色を目安にすると、見本のような柔らかな配色になります。花柄の手提げ袋には深緑を使い、周囲の枯れ草とは違う色を添えましょう。左上の柿の実には、明るい橙色がよく似合います。
塗る順番は、空と遠くの山を淡い水色や青灰色で塗り、風景の明るさを決めるところから始めます。次に親子の顔と手、上着、マフラー、スカート、靴を順に仕上げましょう。チェックのスカートは薄い地色を塗ってから、数本の帯へ別の色を重ねると整理しやすくなります。手提げ袋の花は地色より明るく残します。最後に道、田んぼ、石垣、柿の木を塗り、舞う葉へ赤茶色や黄色を加えます。道の中央を明るくすると、奥へ続く曲がり具合が伝わります。
注意点は、マフラーの房や髪の細い部分へ強い筆圧をかけすぎないことです。髪はこげ茶色を薄く重ね、光の当たる場所を少し残すと自然です。田んぼの切り株や草を一本ずつ濃く描き込む必要はなく、黄土色のまとまりとして塗っても十分に秋らしくなります。空を塗る際は舞っている葉の形を残してください。遠くの家や山は親子より淡く仕上げると、二人の楽しそうな表情が引き立ちます。見本の色にこだわらず、思い出の洋服の色に替えても楽しめます。
