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塗り絵のポイント
この絵は、縁側で祖父が孫から受け取った手紙を読み、そばに秋の花と湯のみが置かれている穏やかな情景です。言葉にしきれない感謝が伝わるような、静かでやさしい雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは縁側の木目や庭の緑、障子まわりの薄い色を軽く入れ、中心となる手紙と祖父の表情が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。手紙は白、花は紫や黄色、縁側は茶色、庭は緑、祖父の羽織は薄茶、孫の服は青や白を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。手紙は白い部分を多めに残し、折り目や下側だけに薄い灰色を足すと、紙らしい柔らかさが出ます。祖父の羽織は一色で濃く塗らず、袖の内側や座っている部分だけを少し濃くすると、姿勢の立体感が自然に出ます。影は黒ではなく薄茶色や青灰色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、庭の緑や人物の衣服を濃くしすぎて、白い手紙が目立たなくなることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に湯のみの縁、花びら、手紙の折り目、祖父と孫の頬に淡い影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
