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塗り絵のポイント

この絵は、月明かりの縁側に竹の虫籠、行灯、湯のみ、団扇、座布団が置かれた、秋の夜長を感じる静物の風景です。虫の音が聞こえてきそうな静けさと、行灯の灯りのあたたかさを意識して仕上げるのがポイントです。まずは縁側の木目や庭の緑、夜空の青紫を薄く入れ、中心となる虫籠と行灯が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。虫籠は黄土色や薄茶色、行灯は淡い黄色、座布団や夜空は藍色や青紫、庭は深緑を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。虫籠の竹ひごは一本ずつ強く塗るより、全体に薄い黄土色を入れてから手前の線まわりだけ少し濃くすると、細かさが気になりにくくなります。行灯は中央を明るく残し、外側に向かって黄色や薄茶色を重ねると、やわらかな灯りに見えます。影は黒ではなく青灰色やこげ茶を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、夜空や座布団を濃い青だけで塗りつぶして、全体が重く見えてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に行灯の周囲、湯のみの縁、団扇の柄、庭石の下に淡い影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。