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塗り絵のポイント
この絵は、床の間に月見団子とすすき、秋草、丸い月の掛け軸が飾られた、静かな秋の室内風景です。お月見らしい落ち着きと、畳の間に漂うやわらかな季節感を意識して仕上げるのがポイントです。まずは畳や壁、掛け軸などの薄い黄緑や生成り色を軽く入れ、白い月見団子とすすきの花穂が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。月見団子は白に淡いクリーム色、すすきは薄茶や黄土色、秋草や床の間は紫、赤、緑、茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。
塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、中心になる部分の順がおすすめです。床の間の木部は茶色を一色で塗りつぶさず、柱の片側や台の下だけを少し濃くすると自然な奥行きが出ます。団子は丸みを意識して、下側にごく淡い灰色やクリーム色を重ねると白さを残したまま立体感が出ます。影は黒ではなく薄い茶色や青灰色を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。
注意点は、白い団子や月を濃く塗りすぎて、せっかくの明るさが失われないようにすることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後にすすきの穂先や掛け軸の月まわり、花瓶の丸みに淡い影を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。
