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塗り絵のポイント

この絵は、墓前に花筒や線香台、柄杓と桶が整えられた、彼岸の静かな供花の場面です。人の姿はありませんが、花や道具から丁寧に手を合わせた後の落ち着いた雰囲気が感じられます。まずは石塔や石台を薄い灰色で軽く入れ、花筒の菊やりんどうが自然に目立つように少し濃く塗りましょう。菊は白と黄色、りんどうは青紫、桶や柄杓は茶色を組み合わせると、全体の雰囲気がまとまりやすくなります。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。石塔は面ごとに薄い灰色を変え、角の近くを少しだけ濃くすると、固さと奥行きが出ます。花は一枚ずつ細かく塗り込むより、花全体の丸みを見ながら中心を濃く、外側を明るくすると自然です。影は黒ではなく青灰色や薄い紫を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、墓石を暗くしすぎて重たい印象にしてしまうことです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、明るい部分を少し残すと効果的です。最後に線香の煙を薄い灰色でなぞり、花びらの明るい部分や濡れた石の光を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。