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塗り絵のポイント

この絵は、紫や白、薄青の花菖蒲が咲く水辺の園路を、日傘を持った夫婦がゆっくり歩いている情景です。春から初夏へ向かう涼しさと、和庭を散策する落ち着いた雰囲気を意識して仕上げるのがポイントです。まずは池と空を薄い青緑や水色で軽く入れ、花菖蒲と夫婦の姿が自然に目立つように少し濃く塗りましょう。花菖蒲は紫、白、薄青、葉は濃緑、木道は茶色、日傘は白を組み合わせると、すっきりした季節感が出ます。

塗る順番は、背景、地面や建物、植物や小物、人物や中心になる部分の順がおすすめです。花菖蒲の花びらは中心に向かって少し濃く、外側を薄く残すと、上品な立体感が出ます。池は青緑を薄く重ね、木道の下や人物の足元に青灰色を入れると、涼しげな影になります。影は黒ではなく青灰色や深緑を使うと、色が濁らず落ち着いた仕上がりになります。手前はややはっきり、奥は少し薄くすると、細かい絵でも見やすくまとまります。

注意点は、池や花菖蒲を濃く塗りすぎると、涼やかな余白が失われることです。やさしい仕上がりにするには、輪郭線の内側までびっしり塗らず、日傘や水面の白い部分を少し残すと効果的です。最後に花びらの筋、日傘の影、木道の目地を軽く足すと、テーマらしさと完成度が上がります。色鉛筆の場合は力を入れすぎず、薄い色を二回、三回と重ねると失敗しにくいです。完成間近に少し離れて見直し、一番見せたい部分が自然に目に入るか確認してください。